★ストリートチルドレンを考える会 書籍
文・工藤律子 写真・篠田有史
ドラッグ、犯罪、HIV感染・・・・。子どもたちはなぜみずから親元を離れ、危険に満ちた路上暮らしを選ぶのか。12年の取材をとおして彼らと心を通わせ、その笑顔の源泉と人生の過酷さを知った著者が現状を訴える。現地NGOで働く人々の姿や世界に広がる支援の輪も紹介。さあ、私たちも「自分にできること」を探そう!
第15回読書感想画 中央コンクール 指定図書【中学校・高等学校】
岩波ジュニア新書
メキシコシティの貧民層居住区で、仲間と協力し、よりよい未来を求めて奮闘する人々。貧乏でも夢と誇りに満ちたち彼らの生きざまを、20年に渡って見つめ続けてきた著者が、臨場感あふれる文章でつづります。これは、あるスラム住民の記録であり、著者のジャーナリストとしての原点の書でもあります。ストリートチルドレンが生まれる背景を知るためにも必読です。
受験戦争を体験し、サトルは高校生になった。その5月、父が長期出張でメキシコに赴任する。「夏休みには遊びにこい」という夢のような言葉を残して。成績を心配する母を納得させメキシコ行きを実現させたサトル。夢の都市メキシコシティーで出会ったのは、ストリートチルドレンの少年マルセリーノとその仲間達であった・・・。 この物語は、数度にわたるメキシコシティーの取材に基づいて書かれているだけに、路上に生活する子どもたちの姿がいきいきと描き出されている。写真は、ストリートチルドレンをとりまく環境や、彼らの喜びや悲しみを具体的に伝えている。
★日本ユニセフ協会推薦
ストリートチルドレンとともに増加する、望まずしてシングルマザーとなる少女たち。愛し、愛される事を知らない彼女らを母の愛で包み、自らもその愛で子に向きあえるよう支援するNGO「カサ・ダヤ」と幼い母親たちの姿を伝える。 ダヤに暮らす17人の少女たち一人一人が、過去、現在、未来への希望を正面から話す姿からは生き抜こうとする力が強く伝わってくる。日本、メキシコ、異なる文化・環境でありながら、どこか共通の問題を感じさせられる。
メキシコのストリートチルドレンが、子どもだけで路上で暮らすケースが多いのに比べ、フィリピンでは、ストリートチルドレンの約70%が、家庭で暮らしながら貧しいために路上で働いている子どもたちだという。そしてまた、一家が路上に暮らす「ストリートファミリー」も増加しつつある。路上での暮らしが過酷であることに変わりはないが、家族と暮らすことで心の支えを持つ子どもには希望がある、と工藤氏は語っている。わが国でも、親子、きょうだいといった家族の関係が希薄になっているといわれる今日、マニラの路上で生きる子どもたちの姿が、家族とは何かを、改めて考えさせてくれる。
現在、世界に3千万人以上いると言われるストリートチルドレン。特にメキシコシティでは2から3万人の子どもたちが路上暮しをし、彼らに対するおとなの暴行HIV感染などが深刻な問題となっています。その現状をリアルに伝えるために、現地取材による文章と20点を超える写真を収録し、コンパクトな本にまとめました。 現地NGO「カサ・アリアンサ・メヒコ」の取り組みについても詳しく伝え、異なる環境に生きる同じ人間同士」という立場から、ストリートチルドレンの問題を一緒に考えていこうとする本です。
Yvonne Bezerra de Mello 著 宮川 智恵子 訳
1993年7月23日未明、リオデジャネイロの中心街でおこったストリートチルドレン殺害事件を覚えていますか。リオの観光スポットのひとつ、カンデラリア教会前広場の路上で眠りこんでいた無防備な70人前後の子どもたちが銃撃され、8人が殺された事件です。
「リオの路上から イボネと子供たち」はこの事件の第一報を、殺害からまぬがれた子どもたちから直接受けて、現場にかけつけたイボネ・ベゼラ・デ・メーロさんが書いた本です。
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ストリートチルドレンを考える会
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