幻のダージリン系国産紅茶
出雲地方で栽培している「べにふうき」を原料としています。日本で開発されたダージリン系紅茶用品種で、農薬や化学肥料は使用していません。
「べにふうき」とは農林省茶業試験場枕崎支場で育成された、紅茶用茶樹の品種の事です。
明治7年に内務卿大久保利通の命でインドに派遣された多田元吉が持ち帰った種子は、その後数代に渡って品種改良が行われました。その品種とダージリンを交配して作られたのが「べにふうき」です。
「べにふうき」は1969年に農林登録されましたが、国産紅茶が日本から消えていくとともに「べにふうき」の存在もまた、まぼろしと言われるようになりました。現在においても、栽培面積はごくわずかです。
西製茶所では、この「べにふうき」を1998年に栽培を開始し、試行錯誤のうえ製品化されました。
透明感のある爽やかな紅色とダージリン様の高い香り、紅茶らしいしっかりとしたタンニン質を持ちます。やや苦味も感じられるものの、日本的な柔らかさもあり、香気とのバランスが良い国産紅茶です。お砂糖を加えたり、ミルクティーにするのもおすすめです。
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原産地:島根県
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