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パレスチナ・オリーブ石けんは、パレスチナのヴァージン・オリーブオイル(天然保湿成分)からできているオリーブ石けんです。2番絞りや化学薬品で抽出された安価なオイルではなく、一番絞りのオリーブオイルから石鹸を作っています。 この石けんはヨルダン川西岸地区ナーブルス(パレスチナ自治区)の石けん工場で作られ、ガリラヤ地方(1948年からイスラエル)のパレスチナ農業団体で包装・出荷されています。現在もイスラエル軍による占領が行われ、家屋や道路の破壊、検問所の封鎖や外出禁止令などにより、人々は困難な状況に置かれています。 ※使った後、肌がしっとりとして、あまりカサカサしないように感じます。大きさも手ごろで使いやすく、最後まで溶けたり崩れたりしにくいのも特徴です。洗顔などに一度お試しください。 |
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●パレスチナオリーブ石けん原材料:オリーブ油、水酸化Na、水 原産国:イスラエル(パレスチナ) 価格:700円-800円 標準重量:100g |
オリーブは中東地域原産の基本的な農作物の一つであり、何世紀にもわたってこの地域のアラブ農民を支える大黒柱でした。1948年のイスラエル「建国」以来、農地の没収や水の配分の不公平さのために、柑橘類やタバコのような伝統的に利益をもたらしてきた作物が栽培が難しくなった中で、オリーブはイスラエル国内でパレスチナ農民たちが今も生産者の多数を占めている唯一の作物となっています。イスラエル国内でパレスチナ人が所有している土地70万ドゥナムのうち(1ドゥナム=約900平方メートル)、10万3千ドゥナムにはオリーブの木が植えられています。 パレスチナ人たちにとってのオリーブの木は土地とのつながりや共同体の継続性を象徴するものでした。1948年に15万ドゥナムに植えられていたオリーブの木は、パレスチナの土地の大規模な没収によって1970年までに8万ドゥナムに減ってしまいました。ところが、1970年代になって人口の増加に伴いオリーブ需要が高まりました。加えて、パレスチナ人が所有している土地の没収を防ぐことが必要だとの認識が広がってきました。そして1980年代に岩地を開拓してオリーブの木を植え、13万5千ドゥナムに回復したのです(そのうち10万ドゥナムをパレスチナ人が、3万2千ドゥナムをユダヤ人が所有しています)。 しかし、イスラエル国内のパレスチナ人が生産したオリーブ油の流通や販売は、ずっとイスラエル当局によって妨害されてきました。イスラエル農業省は、パレスチナ人のオリーブの栽培を奨励したり援助したりすることは一切せず、十分な水の割り当ても行いませんでした。市場もイスラエル企業によって独占されており、農民の収益は低い状態に置かれています。近年、イスラエル市場では、もっと安い輸入物がヨーロッパなどから入ってきたこと、パレスチナとの「和平」も崩壊し、経済も破綻してきている(株価の下落、GNPのマイナス成長)ことから、イスラエル市場で販売していくことはさらに難しくなってきました。 「パレスチナ・オリーブ」は現地を訪問・交流しながら活動し、モノを売るだけではなく、生産者の声・状況をお伝えする通信の発行などを行っています。 ※パレスチナ情勢については下記のサイトに詳しく書かれています。一度ご覧下さい。 |
パレスチナオリーブオイル | オリーブクッキー | ザータル |
Fair Trade for a Fair Society
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