フェアトレード商品であるということ
フェアトレード商品と、一般市場に出回っている海外生産された商品との違いはどんなところにあるのでしょう?
まず「フェアトレードとは?」で書いたように、フェアトレード商品はNGO、NPOにより生産者から直接取り引きされます。農産物に関しても現地で生産されたものを生産者組合などで商品化するので、中間業者にマージンを取られることはありません。ですから、生産者は私たち日本人が支払う代金の多くを手にすることが出来るのです。また、現地で輸出を行っている団体も、日本国内で輸入を行う団体も非営利なので、団体の収益よりも生産者の生活向上を目的としていることも収入向上に繋がっています。
また、大手企業と異なり大量生産大量消費の商品ではないため、生産者に無理のない範囲で製作をお願いし、製作活動を通じて技術の習得とコミュニティー作りが出来ます。幼い子や貧しい女性が無理やり労働を強いられることはありません。
農業では、持続可能な産業を目的とするので、自然環境に配慮し、労働者にとっても有害である農薬使用を行わない有機農業に取り組めます。またコーヒーなどは市場価格の変動が激しいため、コーヒー農家はしわ寄せをうけ、収入が極端に落ち込み生活が大変苦しいという状況に置かれがちですが、フェアトレードコーヒーは無理に市場価格に合わせて、安く買い叩くようなことはしていません。生産者に無理のない分、環境にも人にも優しく美味しくて上質なコーヒーが生まれるのです。
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