●芳香浴(室内を香らせる方法)
アロマセラピー用のオイルポットに好きな香りを2〜3滴落として室内に香らせます。オフィスなどではカップにお湯を注ぎ、その中に好きな香りを2〜3滴落とします。ハンカチやティッシュに落として机の上や枕元に置くのも、お手軽な方法です。
●入浴法(浴槽に精油を入れる方法)
心と身体の疲れにおすすめです。精油は肌から浸透し血液、リンパ液に運ばれ、身体の各器官に運ばれます。浴室に満ちた精油成分は肺からも毛細血管に取り込まれます。浴槽に精油を5〜6滴落し、手でかき混ぜて入浴しますが、精油は水やお湯に溶けないため、乳化剤と混ぜて使います。
乳化剤として(精油5〜6滴に対して)
- 自然塩20g
- ハチミツ大さじ3杯
- オリーブオイル大さじ3杯
●オイルトリートメント
殆どのエッセンシャルオイルは直接肌につけられません。ホホバオイルなどの植物油(キャリアオイル)で希釈してトリートメントオイル(マッサージオイル)を作り使用してください。1%が濃度の目安です(20mlのキャリアオイルに4滴程度)。入浴後や就寝前にトリートメントをするのがお薦めです。顔や体に、少量を手に取ってやさしくトリートメントすればOKです。なお、詳しいトリートメントの方法を知りたい方は専門書をご覧下さい。トリートメント後、一晩はふきとらず浸透させてください。
その他、半身浴、足浴、手浴も効果的です。方法についてはご相談下さい。
※注意事項
- 精油を直接肌につけたり飲んだりしないでください。
- 原液が肌についてしまったときは、すぐに大量の水で洗い流してください。
- 使用後はしっかりとふたをを閉め、直射日光を避け冷暗所に保管して下さい。
- 高温、多湿、火気は避けて下さい。
- 慢性疾患などで通院されている方や、妊婦さん、授乳婦さんは、必ず専門家に相談して下さい
- 柑橘系の精油は光毒性があるため、入浴などで使用した後に直接紫外線を浴びないようにして下さい。また、柑橘系やレモングラスなどの精油は肌への刺激が強いので1〜2滴で試して下さい。